19世紀のヨーロッパを魅了した、「Hirado(平戸焼)」の手技がいま蘇る

平戸焼からみかわち焼へ


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唐子 - 繁栄の象徴、子どもたちが遊ぶ

中国風の服装や髪型をした子どもの姿を描いた唐子(からこ)は、みかわち焼のなかで世間に最も知られたモチーフです。

多くの男児に恵まれることが中国では幸福の象徴とされていたため、幸せや繁栄を表す図案として、唐の時代(八世紀)から工芸意匠に描かれていました。中国の染付図案として日本にも伝わり、平戸藩(長崎県)の御用窯として、みかわち焼がほぼ独占的に唐子を描いてきました。

みかわち焼の唐子は、松や太湖石(たいこせき)、牡丹などの図案と一緒に組み合わされることが多く、ほとんどの場合、子どもの人数は三人、五人、七人と奇数になっています。


唐子を描く。複数の子どもが遊ぶ情景

江戸時代の唐子染付闘鶏に唐子文徳利、江戸時代後期(19世紀)

現代の唐子

現代の唐子

写真撮影:大川裕弘