繊細な細工、手間のかかる技巧。
現代にも継がれる「ひと手間」に宿る
職人魂
 400年の歴史をもつ、長崎県のやきもの「みかわち焼」。かつて多くの職人たちは、器に絵を描くだけに飽き足らず「ひと手間」余分にかけた上で完成させました。平戸藩の歴代藩主・ 松浦公のための器や献上品をつくる「御用窯」として、採算を度外視したやきものを残しています。明治時代以降は、小さくとも手の込んだ仕事によって単価の高いものをつくりました。  磁器としてはやっかいな細かい花を張りつけたり、よく見なけれな気づかないうっすら入れる彫り。細かい藍色の絵付けに加え、立体的な花を粘土で盛り上げ描いたり。その職人魂は現代にも受け継がれています。江戸時代後期から明治・大正、そして現代に至る、「ひと手間」かけた細密のやきものを展示します。

[技法実演]週末は、「置き上げ」(9日/光雲窯)、「絵付け」(10日/義窯)の代表的な技法の実演制作をいたします。


瓢箪に瓢箪を貼る、立体の青海波
染付瓢箪彫瓢形徳利
[そめつけひょうたんぼりひさごがたとっくり]
江戸時代後期[佐世保市蔵]

眼の力
白磁象置物[はくじぞうおきもの]
江戸時代後期[佐世保市蔵]

龍が巻き付く
染付波千鳥文龍彫水指
[そめつけなみちどりもんりゅうほりみずさし]
明治~大正時代[佐世保市蔵]

吹墨の地面に置き上げの鹿
染付陽刻鹿紅葉文水指
江戸時代後期~末期[佐世保市蔵]

菊を貼る
菊彫向付[きくほりむこうづけ]
明治時代[佐世保市蔵]

細部にこめた、職人の技、かたち
長崎 みかわち焼展
2019年11月6日(水)~16日(土)
会場:渋谷ヒカリエ 8 階 8/CUBE1, 2, 3
〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1
交通:東急田園都市線、東京メトロ副都心線「渋谷駅」15番出口直結。
東急東横線、JR 線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」と
2F 連絡通路で直結。
開館時間:11:00~20:00(最終日は17:00まで) 無休
入場料:無料
みかわち焼
1000趣1000枚の豆皿市

デザイン=松田行正+梶原結実 写真=大川裕弘
2019.11.6[水]─ 10[日]
毎年恒例の豆皿市。みかわち焼のシンボルの唐子や、伝統的な花鳥や古典文様など、絵柄はすべてが手描きによるものです。 窯元ごとに唐子の顔立ちに特徴があり、また絵具の呉須(コバルト)の藍色も異なります。 そうした比較ができるのもの、楽しみの一つ。 1 枚として同じものがない、まさしく1000種類の豆皿が一堂に集まります。 価格は 1400 円の手頃なものから、1万円まで。 丸皿と角皿(四角)、十角、輪花と、形のバリエーションも豊かです。
会場│渋谷ヒカリエ 8 階 8/ COURT
時間│ 11:00 ~ 20:00(最終日は17:00まで)

お問い合わせ
● 三川内陶磁器工業協同組合
TEL:0956- 30- 8311 FAX:0956- 30- 8312 E-MAIL:kumiai@mikawachi-utsuwa.net