すべて
手描きであること。
一つひとつ、
彫り起こすこと、
くり抜いていくこと。
それが、
つくり手たちが守る誇り
 菊の花びらを一枚一枚を彫り、そして切り起こしてつくる「菊花飾り」。土を筆で何度も塗り重ねて立体にする「置き上げ」。数種類の筆を使い分けながら描く、染付の「唐子」。割れ裂けやすい磁器の器を、くり抜いて籠状にしていく「透かし彫り」。
これらは「みかわち焼」400 年の歴史のなかで育まれ、現代にも続く技です。長崎県のやきもの「みかわち焼」は、平戸藩の藩主・ 松浦公のための器や献上品をつくる「御用窯」として、採算を度外視したやきものを数多く残しました。明治時代以降は、国内外の富裕層に向けた繊細な細工や造形で人気を博しました。「手間をかける」精神は現代でも受け継がれています。江戸時代から明治・大正・昭和を通して、現代にも続く、匠の器を展示いたします。
 週末は、渋谷にちなむ器を窯元が会場で制作いたします。「渋谷・みかわち焼プロジェクト」。来年、同会場で展示のための、ほんもののみかわち焼の制作を見る貴重な機会となります。


染付唐子絵徳利野弁当仕込、
江戸時代末期[佐世保市蔵]

白磁太鼓形鶏紐付香炉、
江戸時代中期~後期[佐世保市蔵]

何度も塗り重ねていく、「置き上げ」

菊彫向付、明治時代[佐世保市蔵]

彫り、起こしていく「菊花飾り」

江戸・明治から続く、匠の技
長崎 みかわち焼 展
2017年11月25日(土)~12月7日(木)
会場:渋谷ヒカリエ 8 階 8/CUBE1, 2, 3
〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1
交通:東急田園都市線、東京メトロ副都心線「渋谷駅」15番出口直結。
東急東横線、JR 線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」と2F 連絡通路で直結。
開館時間:11:00~20:00(最終日は17:00まで)
入場料:無料

みかわち焼
1000趣1000枚の豆皿市
写真=海老江重光
2017.11.25[土]─ 28[火]
毎年恒例の豆皿市。みかわち焼のシンボルの唐子や、伝統的な花鳥や古典文様など、絵柄はすべてが手描きによるものです。窯元によって、唐子の顔立ちが異なり、また絵の具の呉須(コバルト)の藍色も違っています。そうした比較ができるのもの、楽しみの一つ。1 枚として同じものがない、まさしく1000 種類の豆皿が一堂に集まります。価格は1400 円の手頃なものから、1 万円まで。今年は丸皿と角皿(四角)に加え、江戸時代の手塩皿をお手本にした十角の皿が初登場です。
会場│渋谷ヒカリエ 8階 8/COURT
時間│11:00 ~ 20:00(最終日は17:00 まで)

お問い合わせ
● 三川内陶磁器工業協同組合
TEL:0956- 30- 8311 FAX:0956- 30- 8312 E-MAIL:kumiai@mikawachi-utsuwa.net